子供の通園・レッスンバッグとして定番の「キルティング(キルト)」。
柄や色も豊富で様々なアイテムに使われています。
幅広い世代から人気のキルティングについて詳しくご紹介します。
キルティングとは表地と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態で刺縫い(キルティング)したものをいいます。
一言にキルティングと言っても、国や時代により様々で、私たちが知っている2枚の布の間に綿(ワタ)や毛の芯を入れ、ステッチで押さえて作られるものは「ヨーロピアンキルティング」の一種です。
装飾としては「パッチワークキルティング」や「ハワイアンキルティング」などが有名です。
キルティングはもともと2枚の生地で作られているので、接着芯を貼ったり裏地をつける必要がありません。
生地自体もそこまで分厚くないので家庭用ミシンでも縫いやすく、ソーイング初心者でも扱いやすい生地です。
裁断後の生地は端からステッチがほつれていきますので、余分にひっぱったりしないようにしましょう。
また生地に厚みがある分、イメージしたサイズよりも小さく仕上がってしまう場合がありますので、購入する生地のサイズと裁断する長さには注意しましょう。
基本的にキルティングは丈夫な生地なので、ラフに扱っても問題ありませんが、ベースの素材によって洗濯方法は変えなくてはいけません。
たとえばコットンだと縮み、リネンだとシワや紫外線による日焼けなどには注意が必要です。
洗濯による縮みが出る可能性のある生地は、縫製前に水通しすることをおすすめします。
一枚の生地では決して出せない、包まれるようなやわらかさとデザイン性がキルティングの大きな魅力です。 ぜひ一度、キルティングを使った自分だけのお気に入りを作ってみてはいかがでしょうか。